【DaVinci Resolve】xmlで読み込んだクリップとオフラインのフレームを合わせる
Premiere、Avid、FinalCutで編集したものをDaVinci Resolveでグレーディング...
というのはよくあるフローだが、
ここで出てくる悩みとしてこういうのがある。
速度変更したクリップがResolveで見るとずれてる...
問題を再現
PremiereとResolveを使って問題を再現してみる。
左から速度を、[100%],[200%],[2000%],[カーブで調整したもの]に変更
これでxmlを書き出し、Resolveで読み込む。
一見ちゃんと再現できているようだがよく見ると...
%の値が違う..
ちなみにカーブの様子はこんな感じ。
オフラインクリップを別トラックに重ねて描画モードを[Difference]にして確認すると...
フレームがずれているのでこんな感じに見える。
[100%]は問題ないが、
[200%],[2000%],[カーブで調整したもの]はとにかくずれまくっているようだ。
ざっくりオフラインとフレームを合わせてみる
まずは%の値をPremiereで設定した数値に戻してみる。
速度を200%の整数にして、
トリムモードで数フレ動かすとぴったり合うようになりました。
2000%のクリップも同様にして
オフラインを再現することができました。
問題はカーブの場合です。。
ぴったりフレームを合わせる方法
そこで最終的に筆者が行き着いた方法が
リタイムカーブを使って フレームを合わせていく方法である。
リタイムスピードというカーブエディタもあるがこれは使わない。
premiereで設定したキーフレームと見比べながら
リタイムカーブ上にキーフレームを打ち込んでいく。
調整幅が大きくて1fの調整が難しい場合は、
四隅にあるタイムコードにカーソルを合わせドラッグすると
カーブの表示幅を拡大縮小できる。
これで1f単位の調整ができます。
最終的にこうなりました。(苦笑)
これでぴったりオフライン再現できました。
え、そもそもResolveで厳密にフレーム合わせる必要ない?
・・・。
ごもっともです。
Resolveからはオリジナルの解像度&サイズで書き出して、
オンライン編集でフレームを合わせる場合が多いですよね。
やってみて思ったけど
めちゃくちゃ大変だしもうやりたくない。
ただ小規模のプロジェクトだったり、個人での映像制作において
Resolveでカラー作ってそのまま書き出すパターンも稀にあるのかなーとも思います。
様々な作業環境・納品形態が生まれている昨今、
柔軟に対応できるように
痒い所に手が届くような知識を持っておく必要がありそうです。
(使用ソフト)
・Adobe Premiere Pro 2019
・DaVinci Resolve 14